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フルートオーケストラ演奏会

  • 2 days ago
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Updated: 1 day ago

4月はフルートオーケストラのコンサートが2回ありました。


このオーケストラの創始者である Marie Ragaditis さんは、次々と演奏機会を見つけてきて、その行動力には圧倒されます。


meridien 4 フルートオーケストラ
meridien 4 フルートオーケストラ

この企画に参加できたのは、かなり運が良かったと思っています。


2010年から2015年まではフルートアンサンブル「4TEMPI」で活動していましたが、その後はそれぞれの生活環境も変わりバラバラに。留学時代の仲間も各国に帰国して、気づけばフルートはほぼ一人。


コロナ前、2010年代、ネットを開けば、日本のフルート界の情報ばかり流れてきて、「活発でいいな」と思いながらも、自分はどこにも属していない感覚だけがありました。

そもそも、ここベルギーでは、オーケストラ以外でフルートって需要あるの?と、本気で思っていたコロナ前です。


かつての自分の環境は、常に誰かと比較されるようなシビアな競争の世界で、周囲の自己アピールの強さに圧倒され、才能ないから自分を売り込むなんてとんでもないと自分で思い詰めて、心身ともに疲れ果ててしまう時期がありました。


転機になったのは2019年、地元・横須賀でのコンサートでした。その時に出会った人たちとの空気が、とにかく自然で心地よく「あ、音楽ってこういうものでいいんだ。」と思え、この10年はなんだったんだろ?という感じで、それがあって、ベルギーに戻って、今回のフルートオーケストラに参加する流れになったのは、かなり大きかったと思います。


久しぶりにたくさんのフルート奏者と関わって思ったのは、やっぱりフルートって楽しい。管楽器特有の、ちょっと気楽な連帯感みたいなもの。この年になっても、普通に楽しいです。


この空気を作っているのは、指揮者であり教育者でもあるジェラール・ノアック先生の存在が大きいと思います。日本で活躍されている高木綾子さんが子供のころにベルギーにいらっしゃった頃の先生でもある方ですが、他にも優秀な若い奏者を育てていらっしゃいます。


無駄な争いはしない、と明言されていますが、そういう空気感のアンサンブルだと思います。「競争しないと上達しない」という理論もありますが、人がいることで刺激になることは間違い無いのですが、そこには尊重があります。

どんな環境で育つかはかなり大きいです。楽屋でもそんな話になったのですが、ある方が、昔の先生に精神的に潰されてしまい、別の先生についたことで自信を取り戻すことが出来たと話してましたが、自分が将来、もし音楽家になりたいという人を教える立場になったら、ここは絶対に間違えたくない部分です。 メンタルはパフォーマンスにとても影響します。若い時のパフォーマンス力は、当然その子のその後の人生にも大きく影響しますし、音楽に対して真剣であればあるほど、本人そのものにも影響すると思うので。


話はまるで関係なくなりましたが、ちなみに私は、相変わらず特殊管が好きで、コントラバスフルートを吹いています。普通に買うと150万くらいする楽器ですが、Pierre Coulon さんが塩ビ管で作ってしまいました。水道管です。


でもこれがちゃんと鳴るし、普通に音楽になる。

クラシックをやっているはずなのに、やってることがちょっと意味不明で、そこが逆に面白い。こういう「ちょっと外れてるもの」に惹かれるのは、昔から変わらないなと思います。


コントラバスフルート 遠くから見ると塩ビ管には見えない
コントラバスフルート 遠くから見ると塩ビ管には見えない

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