東京ブリュッセルトリオ ジュイエ・ミュジカル・サンチュベール公演
- Aug 1, 2016
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東京ブリュッセルトリオでのジュイエ・ミュジカル・サンチュベールでの公演が無事に終わりました。
ピアノの長浜恵子さんがベルギーに到着してから、あっという間の一週間でした。
今回のプログラムは、すべてこれまでに一度は演奏したことのある作品ばかり。篠笛独奏で始まり、三善晃さんの作品、ハイドン、そしてメンデルスゾーン。もちろん、どの曲も決して気は抜けません。三善作品は相変わらず難しく、ハイドンは繊細なバランスが求められますし、メンデルスゾーンは誰もが知る名曲です。それでも、一度演奏したことがあるという経験は、アンサンブルにとって大きな支えになります。
三善晃さんの作品は、今回のリハーサルを通して新たな発見がたくさんありました。以前は勢いだけで突き進む「暴走王蟲」のようになりがちだった部分も少し落ち着き、作品の中に潜むユーモアや繊細な表情を見つけることができたように思います。
さらに今回は、フランス語圏を代表する作家アメリ・ノトン氏のテキストを、お姉様であるジュリエット・ノトン氏が朗読するという特別なコラボレーションも実現しました。
アンコールでは、私の大好きな武満徹の《小さな空》を演奏しました。
原曲は混声四部合唱曲ですが、その中に登場する口笛の場面が昔から大好きで、今回演奏したアレンジ版をさらに編曲し、どうしても口笛を入れたくなってしまいました。
口笛担当は長浜さんと私。
高校時代の合唱祭で《小さな空》を歌ったという長浜さんは、
「この口笛、高校生の頃からずっと吹いてみたかったんです!」
と大喜び。本番に向けて唇のお手入れまでして気合十分でした。
その気合いが通じたのか、アンコールはとても好評でした。
……というより、やはり武満徹の作品そのものが素晴らしいのでしょう。
終演後には、
「どこからともなく口笛が聞こえてきて、観客席の誰かが吹いているのかと思いました」
という感想もいただきました。
「どこからともなく聞こえてきた」というのは、口笛にとって最高の褒め言葉かもしれません。
アメリ・ノトン氏は、元駐日ベルギー大使の娘として日本で幼少期を過ごされました。お父様も能を学ばれていたそうで、ご家族全員が大変な日本愛好家です。
フランス語圏では知らない人がいないほど有名な作家ですが、日本では意外と知名度が高くありません。
日本企業で働いた経験をユーモラスに描いた作品はフランス語圏で大ヒットし映画化もされましたが、日本ではあまり受け入れられなかったようです。
ベルギーに来たばかりの頃から、
「日本に興味があるならアメリ・ノトンを読むといいわよ」
と何度も勧められてきました。
テレビや雑誌でお見かけしたことはありましたが、今回最前列に座っていらしたので、すぐに気付きました。篠笛の演奏後には力いっぱい拍手を送ってくださり、とても嬉しかったです。

ハイドンは私たち自身も軽やかに楽しく演奏できたと感じていましたが、アメリさんをはじめ会場の皆さんが本当に楽しそうな表情をされていたのが印象的でした。

個人的には、ロマン派の作品をしっかり演奏する機会は久しぶりでした。
改めてロマン派音楽の魅力や美しさを新鮮な気持ちで味わうことができたように思います。
公演前、ニコラから
「このフェスティバルの主催者はとても耳が肥えていて評価も厳しい」
と聞いていました。そのため、誰もが知るメンデルスゾーンの名曲で挑むことは、自分にとっても一つの挑戦でした。近現代作品で求められる音色とは異なるため、改めて音づくりから見直しながら準備を進めていました。
終演後、その主催者の方が笑顔で
「素晴らしかった!」
と声をかけてくださり、本当にほっとしました。
もともと会場全体が温かい雰囲気に包まれていましたが、その言葉でさらに嬉しい気持ちになりました。
その後のレセプションでも温かく迎えていただき、素敵な出会いにも恵まれ、本当に思い出深いコンサートとなりました。
copyright: Hubert Batteaux
Reportage de notre concert sur TV Lux

Copyright : Hubert Batteaux
Avec Toute la famille Nothomb et Tokyo-Bruxelles Trio
Copyright : Hubert Batteaux
Estampes japonais???










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