ベルギー生活24年!振り返りと思い出
- Nozomi Kanda
- Jun 27
- 2 min read
ベルギーに来て24年が経ちました!
留学1年目の写真は見つからなかったけど、代わりにその前年、学内演奏会で、私の人生の師匠でもある、当時の師匠の西沢幸彦先生との一枚を。

フルートと篠笛を中心に活動している私ですが、箏を弾いたり三味線弾いたりしてる動画もあるので「ベルギーのちんどん屋」と思われてるかもしれません(笑)
実際には、篠笛を教えていたら伝統曲の合奏ができる人がいないので、いつの間にか「和楽器なんでも屋」に!
篠笛教えるうちに、全部自分で演奏するようになり、あまり楽譜もないから編曲、作曲、伴奏づけ…気づけば全部やってます。牛丼も出す海外のラーメン屋と同じ原理です!でも、これも全部、笛への愛!
その原点もこの写真の頃にあります。 邦人作曲家の現代曲のスペシャリストだった恩師の西沢幸彦先生の影響もあり、 当時から普通のクラシックより、創作とかクリエイティブなことをしたいという想いが強く、フルートでも邦楽の影響を受けた曲に惹かれてました。
王立モンス音楽院にフルートで入学したときも、「日本の美を見せつけてやる!」と、入試で福島和夫作曲のフルート独奏曲『冥』を吹こうと思っていたくらい(結局吹いてはいない)。師匠のマルク・グローウェルス氏に曲を見せた時、『おお!かっこいい』と褒められて調子に乗った現代フルートの名曲ですが、今でもYouTubeではこの曲では有り難くも上位の再生回数です。
最近は、古典を学び直し、その魅力を伝えたいと思うようになりました。篠笛の生徒さんたちは、同志のような存在で、一緒に西欧で和楽器の楽しさを広めている感じです。
振り返ってみると、20歳の頃に思い描いた夢、意外と叶っているのかも。
30代は別の影響で、右往左往。その頃『こうならなくてはならない』と考えてたことは何一つ叶ってないので、自分にあってないことなのかも(笑) これを機に初心に返って、また新たに始めようと思います (結構頻繁に初心に返ってますが)
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